デザイナー森英恵さん - 主婦のミシン

森英恵さん９６歳
ニュースが・・・。
ご冥福をお祈りいたします。
では
本日は独り言
私が今このように洋裁を
続けていられるのは森英恵さんのおかげです。
新宿にある文化服装学院を卒業後
ハナエ、モリ、ブランドの洋服仕立てに４年間
携わらせていただいていました。
既製服とオーダー縫いの違い
色のこだわり
沢山の学びをここで習得させていただきました
国家試験も習得させていただきました。
森英恵さんと言いましたら蝶柄が印象的。
当時は
デザインができて型紙が描けて縫える
全部ができる方が森英恵さんだけだと
聞いていました。
日本初のオートクチュールを世界に広め
素晴らしい方です。
その方が・・・。悲しいですね。

初めてハナエ、モリさんの洋服を縫い
母と二人でデパートに見にいった思い出が
今でも忘れられません。
自分が縫ったハナエ・モリの洋服がデパートで
数万円で販売されていて
母から「よくここまで頑張ったわね
すばらしいわ」と言われたこと覚えています。
洋服を見ては
「ここの縫い方すごく難しかったよ」
「このネーム付けは針目が何mmなんだよ」とか
自分が体験して、培った事をアウトプットしていた
気がします。
その技術で母には沢山のお洋服を作っていました。
オーダー縫いには厳しい母
袖付の１mm単位で補正を指摘
母本人は、洋裁はできず、洋服を作ることはできません
しかし
オーダ服をいつも着ていたので、体に合う服を
よく知っている。
文化服装学院、森英恵ブランドの縫製技術、母のオーダー縫い
この３つの環境で今、こうして私が洋裁に携わり
自由にブログを書いたり
自由に作品作りが出来ていることに感謝いたします。
多分ミシン部屋のどこかに
ハナエ、モリのネームタグと生地があると思います。
数十年のものなので奥に仕舞い込んでいますので
いつか探して機会がありましたらアップしますね。
私の長い洋裁経験の中の４年間
素晴らしかったファンションショー
素敵な生地を触っては感動して
縫っては感激していた自分がそこにいて
素晴らしく楽しくお仕事していた自分が
幕が降ろされた感じになっています。
思い出も一区切りですね。
寂しいです。

数年間でしたが
ハナエモリのブランドに携われたことに
感謝いたします
ありがとうございましたm(_ _)m
ご冥福をお祈りいたします。

本日も
読んで頂きありがとうございました。
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